STEP1では、シューズの土台となる「靴底(ソール)」を編んでいきます。
くさり編みから始めて、中長編み・長編みを組み合わせながら、赤ちゃんの足に沿うようなやさしい楕円形を作りましょう。

ちゃんと編めるかな…

しっかりとサポートしていきますね
靴底は完成後にはあまり目立たない部分かもしれませんが、ここを丁寧に整えておくことで、次に編む側面やつま先も自然と美しく仕上がります。
「目数を間違えないかな」「形がゆがまないかな」と不安になるかもしれませんが、安心してください。
赤ちゃんの小さな足を思い浮かべながら、少し肩の力を抜いて進めてみましょう。
まずはじめに
ベビーシューズの土台となる靴底部分を作ります。
靴底は左右共通のため、同じ手順で2枚編んでいきます。
完成サイズの目安は、6〜12ヶ月頃の赤ちゃん向けで約12cmです。
用意するモノ
- ベージュのコットン糸
- かぎ針 4/0号(2.5mm)
- メジャー(最後に長さを測ります)
- はさみ
メジャーは、最後に靴底の長さを確認するために使います。同じ編み方でも、手の力加減によって少しサイズが変わるので、完成後に長さを測ることが大切です。

お好みの毛糸をご活用ください
3つのポイント
靴底をきれいに仕上げるために、意識してほしいポイントが3つあります。
まず、最初のくさり編みは、きつく編みすぎないようにしましょう。
針がスッと入るくらいのゆるさで、でもゆるみすぎない力加減が目安です。
次に、くさり編み・中長編み・長編みを使い分けながら、楕円形に整えていきます。
最後に、編んでいる途中でときどき机に置き、靴底が反りすぎていないか確認しましょう。

それでは、始めていきましょう

がんばります
第1回の完成イメージ


約12cmの靴底を作っていきます
靴底の中心を作る
まず、糸で結び目を作り、鎖編みを20目編みます。
この20目が、靴底の中心になる部分です。目数がずれると靴底の形も変わるため、編み終わったら一度数を確認しましょう。

最初の20目は、靴底の土台になるんですね

そうそう。ここは焦らず、数を確認しながら編むのが大事だよ

続けて、鎖編みを2目編みます。
これは、次の編み目を作るための立ち上がりになります。
次に、20目めの上半目と裏山を拾い、同じ目に中長編みを2目編み入れます。
針を入れる場所が少し分かりにくいので、上半目と裏山を一緒に拾うことを意識しましょう。

上半目と裏山を拾うところが少し難しです

最初は迷いやすいけど、針を入れる場所を確認しながら進めていきましょう

そのまま隣の目から9目分、中長編みを1目ずつ編み入れます。
ここは増し目をせず、1つの目に1目ずつ編みます。

続けて、次の9目に長編みを1目ずつ編みます。
中長編みから長編みに変わることで、靴底の形に少しずつ長さが出てきます。

次の目には、長編みを6目編み入れます。
同じ目に6目入れることで、靴底の端に丸みを作ります。

丸みができました

ここが靴底の丸みを作る大事な部分となります

6目編めたら、編み地の向きを変えます。
反対側の次の目から9目分、長編みを1目ずつ編みます。
鎖編みの反対側を拾いながら、同じように1目ずつ進めていきましょう。
最初のくさり編みを拾うときは、どこに針を入れるか迷いやすいです。
特に、「上半分」と「裏山」を拾う部分は、少し分かりにくいところです。

針を入れる場所を確認しながら進めると安心ですね

迷ったときは無理に進めず、目の位置を確認してから編んでいきましょう
靴底のカーブを作る
片側を編み終えたら、端の1目に長編みを6目編み入れます。
この「同じ目に6目入れる」工程で、靴底のつま先側の丸みを作ります。
最初は、「同じところにこんなに編み入れて大丈夫?」と感じるかもしれません。でも、この増し目があることで、まっすぐだった編み地がくるっと回り、やさしい楕円形に近づいていきます。
6目編み入れたら、編み地の向きをぐるりと変えます。
ここからは、くさり編みの反対側を拾いながら、編み始めの方向へ戻っていきます。
反対側では、まず9目分に長編みを1目ずつ編みます。
そのあと、次の9目分に中長編みを1目ずつ編みます。
最後は編み始めの位置に戻り、必要に応じて中長編みを入れて、立ち上がりの目の頭に引き抜き編みをします。
これで、靴底の1段目が閉じます。
靴底を約12cmに広げる
1段目が編めたら、次は2段目に進みます。
2段目では、長編みを中心に編みながら、両端で増し目をします。
こうすることで、靴底がひと回り大きくなり、楕円形の形が整っていきます。
まず、くさり編み3目で立ち上がります。
そのあと、隣の目に長編みを2目編み入れます。
次の目にも、同じように長編みを2目編み入れます。
ここは、かかと側またはつま先側の丸みを広げる部分です。
その後、直線部分は18目分、長編みを1目ずつ編みます。
反対側のカーブまで来たら、次の6目に、それぞれ長編みを2目ずつ編み入れます。
つまり、6目が12目に増えるイメージです。
この増し目によって、靴底のカーブがきれいに広がります。
再び直線部分に入り、18目分、長編みを1目ずつ編みます。
最後はカーブの形を整えながら増し目を行い、立ち上がりの頭に引き抜き編みをして閉じます。
完成サイズの目安
2段目まで編めたら、メジャーで靴底の長さを測ります。
完成サイズの目安は、約12cmです。
数ミリの誤差は、手の力加減によって出ることがあります。
ただし、左右でサイズが大きく違うと、完成したときに形がそろいにくくなります。
1枚目が編めたら、2枚目もできるだけ同じ力加減で編むことを意識しましょう。


最後に
靴底をきれいに仕上げるために大切なのは、平らさと力加減です。
増し目の部分で糸を強く引きすぎると、靴底がボウルのように反ってしまうことがあります。
反対に、ゆるすぎると目が広がり、形がぼやけやすくなります。
編んでいる途中で、何度か机に置いて確認してみましょう。
平らな楕円形に近づいていれば大丈夫です。
2枚目を編むときは、1枚目と同じ力加減を意識します。
赤ちゃんの小さな足にそっと寄り添うように、左右の靴底を同じ大きさに整えていきましょう。